【照明デザイン事例】横須賀浄榮寺ライティングデザイン

横須賀 浄土真宗大谷派浄榮寺の本堂新築に伴うライティングの再計画を担当しさせていただきました。

ライティングデザインについて

ご本尊は暗闇の中にポッカリと浮かぶようライティングし、思わず手を合わせたくなるような光を意識しました。

本道内部は内陣の華やかさを光によって際立たせています。
これまで暗闇のなかにいらしたご本尊や厨子などにも光を施し、陰影を感じる雰囲気をつくりだしました。

外陣はベース照明にLEDダウンライトを採用し、4つのまとまった構成を連続させることで、まとまり感のある天井造作に馴染むようにしています。
格天井の華やかさと空間に包まれる感覚を表現するために、左右から間接照明で天井を照らし上げました。

すべての光源をLEDにしたため、その殆どの回路を調光スイッチでコントロールできます。それにより、登録した4つの光のシーンをスイッチ一つで呼び出すことができます。

浄土真宗大谷派浄榮寺

当寺は鎌倉時代初頭、源範頼(源頼朝の弟で義経の兄=蒲三河守)の一族によって創建されました。
創建当時は真言宗でしたが、蓮如上人のご勧化を蒙り、浄土真宗に帰依しました。当時相模の国(神奈川県)では小田原北条氏が台頭し、一方鎌倉・三浦半島の真宗寺院の多くが、北条氏と対立する三浦一族と縁故がありました。北条氏により三浦氏は滅亡、相模一国の支配を確立した北条氏は、領内の真宗寺院に、浄土宗などへの改宗を強要しました。
多くの真宗寺院が改宗に屈した中で、当寺は最後まで抵抗し、三浦氏の遺臣や前の関東管領・上杉氏とともに北条氏と一戦を交え、敗北して越後から出羽の国(山形県)に逃げました。その後上杉氏は越後の国主・長尾景虎に上杉の姓と関東管領職を譲り、これによって上杉謙信が誕生します。
当寺の子孫は北条氏滅亡後に帰郷し、親族で徳川幕府の船奉行・向井将監の助力を得て、現在地に浄榮寺を再興しました。以来300年を数えますが、北条氏の弾圧に際して、命を賭して浄土真宗を守り通したことは当寺の誇りであり、今後も真宗の教えを守り伝えていきます。

神奈川県横須賀市吉倉町1-30
URL http://www.joeiji.jp/

CREDIT

照明デザイン:長根 寛 (東京デザインパーティー)http://designparty.net/