【照明デザイン事例】日本語学校 ライティングデザイン

日本語学校の照明デザイン

日本語学校の新校舎建設に伴い、照明デザインを担当させていただきました。

ライティングデザインについて

ファザード

新校舎は隣接した首都高の影となり、裏通りという条件も重なって薄暗く活気のない雰囲気でした。

日本語学校は海外から来る方々が日本で初めて通うところなので、安心感を持って通学していただきたいという思いから、ファザードはみた目の明るさを感じるブラケットやシーリングライトを多用し、華やかで活動的な雰囲気を作り出しました。
地下鉄の出口から振り返ってすぐにファサードを感じられるようになっています。

日本語学校の照明デザイン

風除室・エントランス

風除室からエントランスホールにかけては、進行方向から見える壁面に壁を撫でるような光のコーニス照明を施し、しっとりとした明るさで安心感を得られる演出としています。

日本語学校の照明デザイン

ホール

ホールは、入学式・卒業式・終了式などの式典、会議やセミナー、パーティなど幅広い利用が想定されていました。
そのため、ホールの利用シーンに相応しい雰囲気を演出できるよう、ボタン一つで灯りを切り替えられるシーン設定コントローラーを採用しました。

華やかな明るいシーン、演者だけに光が当たるシーン、プロジェクターの映像をしっかり確認できるセミナーのシーンなど、5つのシーンに切り替えられます。

日本語学校の照明デザイン

照明器具

ホールには華やかさを演出するため、オブジェライト『KUMO』を採用しました。

昼間は窓から入る太陽光がオーガンジーのシェードに当たり、晴れ間に浮かぶ雲のような表情を見せます。
夜は電球の光を拾って、夕焼けに染まった雲のようになります。
一日の空の移り変わりを感じられる照明です。

『KUMO』は通常はLEDのボール球のため調光はできませんが、今回は4万時間のパナソニックの調光ランプを使用しています。

▼オブジェライト『KUMO』はこちらから購入できます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/medetel-store/kumo.html

アン・ランゲージ・スクール 池袋校

アン・ランゲージ・スクールは、日本国内における日本語教育創生期に設立された日本語学校です。「コミュニケーションの道具としての日本語(使える日本語)」の習得、また、学生が希望する未来に向かって学習を進めていくため大学院・大学・専門学校等にも進学できる学習プログラムも充実しています。さまざまな語学教授方を取り入れ、学生一人ひとりにきめ細かい親身な進学指導・生活指導を行っていること、学習者が主体となり、勉強を進めていくための設備も整っていること、学生寮や奨学金などのサポートがあることなど、みなさんが安心して勉強ができる場所を提供しています。

東京都豊島区南池袋2-41-19
URL:https://anschool.net/

CREDIT

照明デザイン:長根 寛(東京デザインパーティー)https://www.designparty.net